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虫歯予防はうがい薬を使用するだけでもできるのか?

虫歯予防の基本は、やはり歯磨きなどを徹底し、口内環境を整えることです。

また、口内をキレイにするアイテムは歯ブラシや歯磨き粉以外にもありますが、そのうちの1つにうがい薬が挙げられます。

では、虫歯予防はうがい薬を使用するだけでもできるのでしょうか?

今回はこちらの点について解説します。

〇虫歯予防はうがい薬を使用するだけでできる?

結論から言うと、ただ単にうがい薬を使用するだけでは、効果的な虫歯予防とはなりません。

虫歯菌などの細菌は、塊となってバイオフィルムの中に存在します。

具体的には、細菌の出す菌体外多糖によって塊となっているため、その中までうがい薬を浸透させることはできません。

また、バイオフィルムは排水口のぬめりのようにネバネバした存在であり、水で流しただけでは取れないため、正しく歯磨きで除去する必要があります。

そのため、虫歯予防をうがい薬だけでしようと考えている方は、考えを改めなければいけません。

〇歯磨きとあわせてうがいをするのは効果的

虫歯予防は、うがい薬を使用するだけで行うことができませんが、歯磨きとあわせてうがいを行うことは、虫歯や歯周病などの予防に効果的です。

方法としては、口に30ml程度の水、もしくはぬるま湯を含み、数回ゆすいで吐き出すだけでOKです。

こちらは、歯磨き後のすすぎとは別に行うことで、より効果を発揮します。

ちなみに、口内から吐き出した水に食べカスがまだ残っているようであれば、うがいが十分ではない証拠です。

食べカスがなくなるまで、しっかりと繰り返すようにしましょう。

また、ここで言ううがいとは、「ガラガラガラ」という喉うがいではなく、「グチュグチュ、ペッ」という動作の口うがいを指しています。

〇緑茶うがいも効果的

水以外であれば、緑茶でうがいをすることも、虫歯予防としては効果的です。

緑茶に含まれているカテキンが、虫歯菌の増殖を阻害します。

また、緑茶には微量のフッ素が含まれているため、口内にある程度滞留させることにより、歯を虫歯菌から守る効果もあります。

ちなみに、砂糖の入ったものを食べた後は、10~20分程度で酸が出始めるため、水であっても緑茶であっても、酸が出始める前にうがいをすることが大切です。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯予防は、ただ単にうがい薬を使用するだけでは実現できない

・虫歯菌はバイオフィルムの中に存在するため、まずは歯磨きで取り除く必要がある

・歯磨きとあわせて口うがいをすることは、虫歯予防として効果的

・水だけでなく、歯に良い緑茶でうがいをするのもおすすめ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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