歯周病予防は、虫歯予防と同じく日々のブラッシングや定期検診によって行われます。
つまり、虫歯予防は基本的に歯周病予防も兼ねているということです。
しかし、中には歯周病予防として逆効果の行動を取ってしまっている方もいます。
今回は、どのような行動が逆効果になるのかについて解説します。
ブラッシング後に何度も口内をゆすぐ
“歯周病の諸症状を予防する”という高機能な薬用歯磨き粉を使い、磨いた後に何回も大量の水でブクブクと激しくすすいでしまう行動は、薬効をドブに捨てるようなものです。
歯磨き粉に含まれる殺菌成分や抗炎症成分は、磨いた後にどれだけ口の中に残るかが重要になります。
何度も何度も水ですすいで口の中を完全にまっさらにしてしまうと、せっかくの有効成分が洗い流されてしまい、期待していた効果が得られなくなります。
現在の推奨されるすすぎ方は、歯磨き粉を吐き出した後、大さじ1杯程度(約15ml)の少量の水で、1回だけ優しくすすぐという方法です。
ストレス発散のために喫煙する
「ストレスを溜めるのは歯周病に悪いから、タバコを吸ってリラックスしよう」という言い訳は、歯周病予防においては致命的です。
タバコに含まれるニコチンは、強力な血管収縮作用を持っています。
これにより歯茎の血流が著しく悪化し、歯周病菌と戦うための免疫細胞が患部に届かなくなります。
さらに最悪なのは、血管が縮むことで歯茎の出血や腫れという大切な初期サインが隠されてしまう点です。
本人は「血が出ないから治ってきた」と勘違いしがちですが、実際は口内の酸欠状態により、見えない土台の骨が溶けるというおそろしい事態を招きます。
口内ケアばかり気にして睡眠や食事をおろそかにする
歯周病は口の中だけの問題ではなく、全身の免疫力が深く関わる生活習慣病です。
どれだけ1日3回完璧に歯を磨き、フロスを徹底していても、深刻な睡眠不足や過度なストレス、偏った食生活を放置していればすべて水の泡になります。
また体が疲弊して免疫力が極端に低下すると、普段なら抑え込めている歯周病菌の活動が一気に爆発し、歯茎が急激に腫れ上がります。
疲れたときに歯茎がうずくのはその証拠です。
局所的なブラッシングばかりに執着して口内の菌をゼロにしようとするよりも、しっかり睡眠をとり、栄養を摂取して抵抗力を高めることの方が、強力な歯周病対策になります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ブラッシング後に何回も大量の水でブクブクと激しくすすいでしまう行動は、薬効をドブに捨てるようなもの
・ストレス発散のための喫煙は、歯周病予防において致命的な行動
・完璧なセルフケアをしていても、深刻な睡眠不足や過度なストレス、偏った食生活を放置していればすべて水の泡になる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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