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【新潟の歯医者】根管治療中に発せられる音について

根管治療では虫歯や歯髄の除去、洗浄や詰め物の補填といった作業が行われます。

またこれらの治療を行う際には、さまざまな音が発せられます。

歯科治療を受ける際「この音は何の音?」と気になったことがある方もいるでしょう。

今回は、根管治療中に発せられる音について解説します。

〇キュイーンという高い音

根管治療では、キュイーンという高い音が鳴ることがあります。

こちらは、タービンという高速回転して歯を削る道具を使用しているときに出る音です。

硬いものを削るときには、どうしても音が出ます。

天然歯は非常に硬いため、こちらの音を完全になくすことは残念ながらできません。

また、超音波スケーラーという歯石取りに使用する機械でも同じような音が出ます。

こちらの音が苦手な方は、事前に歯科クリニックの医師に伝えておきましょう。

そうすることで、耳栓やイヤホンなどの使用を認めてもらえることがあります。

〇ガリガリという音

根管治療には、ガリガリと何かを削るような音が聞こえることもあります。

こちらは、汚染した部分を取り除くときに発せられる音です。

具体的にはファイルという器具で、感染した歯根を削るときにこのような音がします。

またこちらは歯を削る処置ですが、タービンによる処置とは方法が違います。

どちらかというと汚れた部分を少しずつ削り取るようなイメージです。

そのため、一気に歯がなくなってしまうようなことはありません。

ただし、何度も根管治療を受けている場合は話が変わってきます。

複数回根管治療を受けると、着実に歯の内部が削れてしまいます。

その結果歯が薄くなり、将来的に咀嚼したときに割れてしまうリスクが高まります。

〇ピピピという音

根管治療の際に発せられるピピピといった音は、EMRという機器のアラート音です。

EMRは、歯の根の長さを測る機器です。

正式名称は電気的根管長測定器といいます。

こちらを使用することで、歯の根っこの長さを確実に把握できます。

歯の根管は非常に小さく、EMRが開発されるまで根管治療はかなりの高難易度でした。

1969年に世界発のEMRが発売されてからは、世界中の根管治療で使用されています。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管のキュイーンという音はタービンが高速回転して歯を削るときに音

・超音波スケーラーを使用する際も同じような高い音が出る

・根管治療のガリガリという音はファイルで感染した歯根を削り取るときの音

・ピピピという音は歯の根っこの長さを測るEMR(電気的根管長測定器)という機器の音

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。