新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

舌磨きのメリットと実施する際のポイントについて

誰もが真っ先にイメージする口内ケアの方法といえば、やはり丁寧な歯磨きが挙げられます。

ただし、より口内環境を良くするには、歯だけでなく舌も磨かなければいけません。

ここからは、あまり知られていない舌磨きのメリット、実施する際のポイントについて解説したいと思います。

〇舌磨きのメリット

舌磨きを行うメリットは主に2つあります。

1つは、歯磨きの効果をアップさせるというメリットです。

舌の上には、舌苔という白い苔状のものが付着しています。

こちらは、舌の上皮が伸びたものに細菌や食べカス、粘膜のカスなどが付着したものであり、決して清潔なものではありません。

こちらが残った状態で歯磨きをすると、舌から歯ブラシ、歯ブラシから歯へと食べカス、細菌が移る原因になり、歯磨きの効果は半減してしまうため、先に除去する必要があります。

また、舌磨きにおける2つ目のメリットとしては、口臭の予防につながるという点が挙げられます。

口臭の原因菌のほとんどは、実は歯ではなく舌苔に存在します。

つまり、丁寧に舌磨きをすることで、口臭が軽減される可能性は高いということです。

逆に、舌苔が残っている以上、どれだけ歯を磨いても、口臭がなくなることはありません。

〇舌磨きを実施する際のポイント

舌磨きを実施する際は、まず舌をしっかり濡らすことを意識しましょう。

朝起きた直後など、舌が乾いた状態で磨くと、傷つけてしまう可能性があります。

また、舌磨きはできるだけ専用の舌ブラシを使用して行うのがポイントです。

特に、ヘラタイプの舌ブラシは、ソフトな使い心地で舌を傷つけにくい上に、手入れも簡単なため、おすすめです。

舌ブラシには、歯ブラシと同じように毛がついているタイプもありますが、こちらは線維が細かい舌の溝に入り込み、汚れをかき出してくれる反面、表面を傷つけやすいというデメリットがあります。

その他、舌磨きを行う際のポイントとしては、舌をできるだけ前に突き出し、奥から手前に磨いていくことも挙げられます。

ちなみに、このとき吐き気を催すような場合は、舌の奥の方を磨く際、数秒間息を止めたり、口内の天井部分(口蓋)に触れないようにしたりすれば、ある程度磨きやすくなります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・舌磨きをすると歯磨きの効果がアップする

・舌磨きで舌苔を取り除くことで、口臭の予防につながる

・舌磨きはしっかりと舌を濡らし、専用の舌ブラシで行うのがポイント

・舌をできるだけ前に突き出し、奥から手前に磨いていくのがコツ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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スタッフ一同、心よりお待ちしております。

爪楊枝で食べカスを取り除くメリット・デメリット

食事を摂った後、爪楊枝で歯の間に挟まった食べカスを除去するという方は少なくありません。

特に、中高年の方の中には、こちらの行動が癖になっている方も多いかと思います。

ここからは、爪楊枝で食べカスを取り除くメリット・デメリットについて解説していきたいと思います。

〇爪楊枝で食べカスを除去するメリット

爪楊枝で食べカスを取り除くメリットは、なんといっても虫歯予防につながるという点です。

食事の後、歯の間に残ってしまった食べカスは、8時間ほど経過するとプラークに変わってしまいます。

そのため、できる限り早急に除去しなければいけないのですが、誰もが食事の後、必ずしもすぐに歯を磨けるとは限りません。

特に、仕事の昼休みに昼食を摂った後などは、すぐに食べカスを取り除くのが難しく、このような状況が続くと、プラークが形成されやすくなり、必然的に虫歯のリスクも高まります。

一方で、食後すぐに爪楊枝で食べカスを除去すれば、口内のプラークは増加しにくく、効果的な虫歯予防となります。

〇爪楊枝で食べカスを除去するデメリット

爪楊枝で食べカスを取り除けば、確かに虫歯は予防できますが、こちらの行動にはデメリットも多いです。

爪楊枝を歯間に入れる際、無理やり押し込むように力を入れてしまうと、歯茎が下がり、歯間は広がってしまいます。

歯間が広がると、当然これまでよりも食べカスが詰まりやすくなってしまうため、注意しましょう。

また、爪楊枝の先端は尖っているため、誤って歯茎を傷つけてしまうおそれがあります。

歯茎が傷つくと、血が出てきたり、痛みを伴うことによって歯磨きを避けやすくなったりすることも考えられるため、慎重に使用しなければいけません。

〇安全に食べカスを除去する方法

食後に食べカスが詰まり、なおかつすぐに歯を磨けない状況である場合は、爪楊枝ではなく、なるべく糸ようじを使用することをおすすめします。

糸ようじは、爪楊枝と比べて歯間を広げたり、歯茎を傷つけたりする心配が少ないです。

使用方法としては、左右に細かく動かしながら、歯と歯の間にゆっくり挿入します。

その後、歯茎に少し触れるくらいの箇所で、隣り合った歯それぞれの側面に沿って上下に動かせば、ほとんどの食べカスは除去できます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯予防につながることが、爪楊枝で食べカスを取り除くメリット

・爪楊枝を使用する際、力を入れすぎると歯茎が下がり、歯間が広がるおそれがある

・爪楊枝の先が歯茎に当たることで、傷ついたり血が出たりする可能性もある

・安全に食べカスを除去するなら糸ようじを使用すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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マスク装着時、口臭が気になりやすくなる理由について

新型コロナウイルスの影響もあり、現在はマスクをして日常生活を送るのがスタンダードになっています。

また、中にはマスクをしているとき、自身の口臭が気になり、外にもニオイを発していないか不安だという方もいるかと思います。

今回は、マスク装着時の口臭が気になりやすい理由について解説します。

〇鼻に息が入るから

マスク装着時の口臭が気になりやすい理由としては、まず鼻に息が入ることが挙げられます。

通常、吐いた自身の息は前方に広がっていきますが、マスクをしていると内側にとどまるため、どうしても吸い込みやすくなります。

自身の吐息を至近距離で嗅いでいるような状況になるため、それほど口臭がきつくない方であっても、ニオイが気になりやすくなるというわけです。

ちなみに、このとき強烈なニオイを感じるという方は、虫歯や歯周病を発症している可能性があるため、早急に歯科クリニックを訪れなければいけません。

〇ストレスを感じるから

これまで、あまりマスクを装着せずに生活してきたという方は、ストレスを感じやすくなり、こちらが気になるほどの口臭につながっているおそれがあります。

例えば、夏場は装着することで暑さを感じやすくなりますし、その他息苦しさ、ヒモをかける耳の痛みなど、マスクにはストレスにつながりやすい要素が数多くあります。

このような状況が続くと、ストレスから交感神経が優位に働くようになり、唾液の減少から口臭がきつくなってしまいます。

唾液には自浄作用といって、口内の食べカスや雑菌を洗い流してくれる作用があるため、できる限りストレスによって減少するのは避けなければいけません。

〇口呼吸が増えるから

マスク装着時は、鼻に吐息が入りやすいという話をしましたが、中には息苦しさを解消するため、マスクの中で口呼吸をするという方もいます。

こうすれば、息苦しさは軽減され、口臭も気になりにくいと思われがちですが、口呼吸には唾液量を減少させる効果があります。

そのため、実際は口臭がきつくなり、気になってしまう可能性が高いため、注意しましょう。

もちろん、そのまま口呼吸を続けていると、マスク自体にニオイが付着してしまうおそれもあります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・マスクをつけると鼻に息が入り、口臭を感じやすくなる

・マスクの装着にストレスを感じると、唾液量が減少して口臭につながる

・息苦しく、口呼吸が増えることも、マスク装着時の口臭が気になる理由の1つ

・口臭があまりにもきつい場合は歯科クリニックへ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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天然成分を使用した歯磨き粉のメリット・デメリットについて

虫歯や歯周病を予防するにあたって、デンタルケア製品を吟味して選ぶことはとても重要です。

中でも慎重に選びたいのが歯磨き粉であり、こちらの配合成分や作用は製品によって異なります。

今回は、歯磨き粉選びに興味がある方に向けて、天然成分を使用した歯磨き粉のメリット・デメリットを解説しましょう。

〇天然成分を使用した歯磨き粉の概要

薬局などで販売されている一般的な歯磨き粉には、発泡剤を始めとするさまざまな化学成分が含まれています。

天然成分を使用した歯磨き粉には、これらの成分が基本的には含まれていません。

オーガニックと呼ばれる有機栽培で育てられた、天然由来成分が使用されています。

このような製品は、健康志向の方から多くの支持を集めていて、近年はその種類も著しく増加しています。

ちなみに、日本における天然成分を使用した歯磨き粉の中には、オーガニック原料とケミカル(科学)原料が混ざっているものもあります。

一般的には、少しでもオーガニック原料が含まれていれば、他の成分にケミカルやその他の成分を使用していたとしても、オーガニックとカテゴライズされるのが一般的です。

〇天然成分を使用した歯磨き粉のメリット

天然成分を使用した歯磨き粉には、基本的に研磨剤が含まれていないため、歯または歯茎を傷つける心配はありません。

そして、一般的な歯磨き粉には合成界面活性剤が含まれているものもありますが、天然成分を使用した歯磨き粉にはこちらが入っていないことも多いです。

合成界面活性剤とは、石油などを原料に作られた人工的な界面活性剤をいい、天然由来のものに比べると、使用に伴うリスクは高いとされています。

具体的には、味覚に影響が出たり、肌荒れやかぶれの原因になったりすることが考えられますが、不使用の歯磨き粉を使用すれば、このようなリスクは回避できます。

〇天然成分を使用した歯磨き粉のデメリット

天然成分を使用した歯磨き粉には、身体に害を及ぼすような成分がほとんどなく、デンタルケア製品としても素晴らしい効果を発揮してくれますが、その分金額は高めに設定されています。

1本数千円程度することも珍しくないため、なるべくコストを抑えたい方にとって、こちらの点は大きなデメリットだと言えます。

そして、天然成分を使用した歯磨き粉には、一般的な歯磨き粉に含まれている発泡剤が基本的には配合されていません。

そのため、泡立ちがなく、主に視覚的効果にはなりますが、磨き心地に物足りなさを感じることがあります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・天然成分を使用した歯磨き粉は、基本的には化学成分不使用

・天然成分を使用した歯磨き粉には研磨剤や合成界面活性剤が含まれていないため、さまざまなリスクを回避できる

・1本が高額であり、使用中の泡立ちもないのが、天然成分を使用した歯磨き粉のデメリット

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯磨きをする際にえずくのを防ぐにはどうすれば良い?

歯磨きをするとき、注意していてもついえずいてしまうという方は多いかと思います。

中年の男性などが、このような現象に悩まされているイメージが強いですが、実際は年齢や性別に関係なく起こり得ることです。

ここからは、歯磨きをする際にえずくのを防ぐ方法を中心に解説しましょう。

〇歯磨きをする際にえずくのはどうして?

歯磨きの際、反射的にえずいてしまう現象は“嘔吐反射”と呼ばれるもので、こちらは歯科クリニックでの治療中などにも起こります。

通常、このような反射は喉の奥に異物が触れたときに起こるものですが、過敏な方は口内に歯ブラシなどが少しでも入ると、嗚咽のスイッチが入ってしまいます。

そして、嘔吐反射が起こる方と起こらない方の違いですが、こちらはやはり精神面の違いが一番大きいです。

過去に口内に異物が入り、えずいてしまった方や、喉を詰まらせてしまった方などは、当時のことが頭をよぎるため、どうしても嗚咽を避けることができません。

〇歯磨きをする際にえずくのを防ぐ方法

先ほど、過敏な方は少し口内に異物が入るだけでも、嗚咽のスイッチが入ってしまうという話をしました。

特に、舌に触れることで嘔吐反射が起こるという方は多いため、できる限り避けながら歯を磨くことを意識しましょう。

その他でいうと、喉の奥に異物が近づいているのを感じることで、えずいてしまうというパターンも少なくありません。

このような状況を回避するには、少しだけ顎を引き、下を向いて歯を磨くことをおすすめします。

こうすることで、多少は喉奥に歯ブラシが近づいていることを感じにくくなります。

ちなみに、歯磨き粉のニオイや泡などで異物感を感じやすく、嗚咽してしまうという方は、香料や発泡剤不使用の歯磨き粉を使用したり、水で歯を磨いたりする方法も試してみましょう。

〇歯磨きをする際にえずくのを放置してはいけない

歯磨きの際、毎回えずいてしまう方は、必然的に歯磨きを避けるようになります。

その結果、虫歯や歯周病などの症状につながりやすくなるため、対処せずに放置してはいけません。

そして、何度もえずいてしまうことは、身体に負担をかけたり、体調を悪化させたりする原因にもなるため、一度歯科クリニックに相談することをおすすめします。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯磨きの際にえずくのは嘔吐反射という生理現象

・歯ブラシが舌に当たるのを避けたり、顎を引いてブラッシングをしたりすれば、えずいてしまう可能性は下がる

・香料や発泡剤不使用の歯磨き粉を使用するのも効果的

・嘔吐反射を放置すると、虫歯や歯周病、体調悪化などのリスクが高まる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

 

当院【歯科衛生士の声】 

『実際に嘔吐反射を悩みとされている患者様は多くいらっしゃいます。

嘔吐反射は磨き残しを作る原因となり、虫歯や歯周病を進行させることにも繋がってしまいます。

完全に嘔吐反射を治すことは難しいですが、少しでも磨くのがつらくならないような歯ブラシのご提案や

普段磨けない部分のケアなど歯科医院で行うことができます!!

継続して通院し続けることによって、リラックスして歯科治療にのぞむことができると嘔吐反射もでにくくなる場合もあります。

また、かかりつけの歯科を作っていくことが全身の健康にも繋がっていくと思います♪』

 

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お酒をたしなむ方必見!~虫歯予防効果を持つおつまみ~

お酒をたしなむにあたって、その美味しさを引き立てるおつまみは欠かせない存在です。

ただし、何も意識せずに食べていると、虫歯のリスクは一気に上昇してしまいます。

ここからは、虫歯の予防効果を持つおつまみをいくつか紹介しますので、お酒好きの方はぜひチェックしてください。

〇スルメ

虫歯の予防効果を持つおつまみとしては、まずスルメが挙げられます。

昔からおつまみとして人気の高いスルメですが、こちらは前歯で噛み切り、奥歯で咀嚼しなければいけません。

これにより、唾液の分泌が促進され、虫歯菌に負けない丈夫な歯が形成されます。

最近は、キシリトール配合のスルメなども販売されているため、気になる方は一度詳しく調べてみましょう。

ちなみに、唾液の分泌量が増加すれば、消化が良くなったり、栄養素を吸収しやすくなったりする効果もあります。

〇小魚

虫歯の予防効果を持つおつまみには、小魚も挙げられます。

虫歯になりにくい丈夫な歯をつくるには、積極的にカルシウムを摂取しなければいけません。

カタクチイワシやシラス、アジといった小魚は骨ごと食べられるため、カルシウムを豊富に摂取でき、スルメ同様、咀嚼によって唾液量を増加させる働きがあります。

ただし、小魚のみを摂取する方法では、効率的にカルシウムを吸収することができません。

タンパク質やマグネシウムなどと一緒に摂取することで、初めて効率的に吸収できます。

アーモンドなどのナッツ類は、タンパク質とマグネシウムがどちらも含まれているため、アーモンドフィッシュを食べることで、虫歯予防効果はとても大きくなります。

ぜひおつまみとして採り入れてみてください。

〇チーズ

意外かと思われる方もいるかと思いますが、チーズも虫歯予防効果を持つおつまみの1つです。

チーズはリン酸、カルシウム、ミネラルなどの成分が豊富であり、これらは歯の表面にあるエナメル質を保護し、再石灰化を助けてくれます。

ただし、チーズであればどのような種類でも良いというわけではありません。

虫歯を予防するおつまみとしてもっとも適しているのは、水分量が少なく、保存性が高いハードチーズです。

このようなタイプは、歯にまとわりつく心配が少なく、世界保健機構(WHO)にも推奨されています。

〇まとめ

今回の記事のポイントは以下になります。

・スルメを食べると咀嚼回数や唾液の分泌量が増え、歯が丈夫になる

・小魚はカルシウムが多く、ナッツ類と摂取することでより虫歯予防効果を発揮する

・チーズには歯のエナメル質を保護し、再石灰化を促す効果がある

・歯にまとわりつきにくいハードチーズは特に虫歯予防に効果的なおつまみ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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妊婦の方が虫歯になりやすいのはなぜ?~理由を解説します~

一般の方に比べ、妊婦の方は虫歯になりやすいと言われています。

妊娠中は、日常生活を送るだけでも多くの体力を消耗しますし、具合も悪くなりやすいため、なるべく虫歯になるのは避けたいところです。

ここからは、妊婦の方が虫歯を発症しやすい主な理由について解説しましょう。

〇女性ホルモンの増加

妊婦の方が虫歯になりやすい1つ目の理由としては、エストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンが増加することが挙げられます。

エストロゲンは卵胞を成熟させる働きのホルモンで、体温を上昇させたり、栄養や水分を身体に蓄えたりして、妊娠に適した身体を作ってくれます。

一方、プロゲステロンは、受精卵の着床のために子宮内膜を整え、基礎体温を上げる働きがあり、妊娠後は胎児と母体を守るために活躍します。

これらの女性ホルモンは、妊婦の方にとって欠かせないものですが、実は歯にとってはあまり良いものではありません。

上記2種類の女性ホルモンが多く分泌されると、歯や歯茎に到達し、歯周病菌や虫歯菌を増殖させてしまいます。

〇唾液の減少

妊婦の方は、一般の方に比べて唾液の量があまり多くありません。

こちらの原因としては、女性ホルモンの影響、そして妊娠による不安や緊張などが挙げられます。

唾液には自浄作用といって、口内を洗い流し清潔に保つ役割があるため、妊婦の方は必然的に虫歯菌が増殖し、虫歯のリスクが高くなってしまいます。

ちなみに、唾液の減少により、プラークが多く作られることで、口内のねばつきがひどくなったり、口臭がきつくなってしまったりする可能性もあります。

〇歯磨きが不十分

妊婦の方は、なかなか思ったように歯磨きをすることができません。

なぜなら、悪阻(つわり)の影響で強い吐き気を催し、ブラッシングが困難になるケースがあるからです。

ひどい場合、歯ブラシを口内に入れただけで強い異物感を覚え、反射的に嘔吐してしまうということあります。

その他、妊婦の方は、一度の食事でたくさん食べることもできません。

これにより、どうしても食事回数は増加し、口内が酸性に傾いている時間が長くなったり、虫歯菌の増殖スピードに歯磨きが追い付かなかったりします。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・妊婦の方はエストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンが増加するため、虫歯になりやすい

・心理的な変化などで唾液が減少することも、妊婦の方が虫歯になりやすい理由の1つ

・妊婦の方は歯磨きが不十分になりやすく、口内が酸性に傾いている時間が長い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯ブラシを長期間交換しないデメリット

同じ歯ブラシを長期間使用し続ける行為は、お世辞にも良いこととは言えません。

歯ブラシは消耗品のため、1ヶ月に1回程度交換しなければ、さまざまなデメリットが生じます。

今回は、具体的にどのようなデメリットが生まれるのか、解説しましょう。

〇性能が下がる

歯ブラシを1ヶ月以上交換せずに使用すると、徐々に性能が下がってきます。

新しい歯ブラシは、毛先が立っているため、歯の間に入り込んだ食べカス、歯垢などをしっかりとかき出してくれます。

一方、使い続けた歯ブラシは、毛先が広がったり、柔らかくなったりするため、同じ時間歯磨きをしても、それほど汚れを落としてくれません。

歯間や歯と歯茎の間は、非常に複雑な構造をしているため、わずかな隙間の汚れも逃さず落とすためには、やはり新しく性能の高い歯ブラシを使用する必要があります。

〇歯にダメージを与えてしまう

古い歯ブラシを交換せずに使用し続けると、歯にダメージを与えてしまう可能性もあるため、注意しましょう。

歯の表面には、エナメル質という硬い層が存在しますが、こちらはブラッシングの圧が強すぎると傷ついてしまいます。

新しい歯ブラシであれば、適度な力で磨くだけでも汚れを落とすことができますが、古い歯ブラシは前述の通り性能が低いため、どうしても強めに磨かなければ汚れが落ちません。

つまり、古い歯ブラシを使い続ける限り、エナメル質が傷つきやすい状況も継続してしまうということです。

ちなみに、歯ブラシを使用し続け、毛先の弾力がなくなってしまうことも、歯や歯茎を痛める原因の1つです。

〇細菌が増殖する

細菌が著しく増殖するということも、歯ブラシを長期間交換しないデメリットの1つです。

歯磨きが終わった後、しっかりと毛先を洗い流しても、基本的には細菌まですべて除去することができません。

そのような細菌がついた歯ブラシを使用し続けると、少しずつ毛先の細菌は蓄積されていきます。

もちろん、細菌が増殖した歯ブラシを使い続けるということは、口内環境を悪化させ、虫歯などのリスクを高めてしまうことにもつながるため、注意しなければいけません。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯ブラシは消耗品のため、1ヶ月に1回は交換すべき

・歯ブラシを交換しないと、毛先が広がったり柔らかくなったりして性能が下がる

・古い歯ブラシを使い続けると、歯にダメージを与えてしまう可能性もある

・長期間使用した歯ブラシは、細菌が著しく増殖するおそれがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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口腔洗浄器でデンタルケアを行うメリットと製品の選び方

歯ブラシやフロス、洗口液など、歯または歯茎をケアする製品はすべてデンタルケア製品と呼ばれます。

その中でも、近年多くのメーカーから販売され、注目を集めているものに“口腔洗浄器”が挙げられます。

ここからは、口腔洗浄器でデンタルケアを行うメリット、製品の選び方について解説しましょう。

〇口腔洗浄器の概要

口腔洗浄器は、歯磨き後のプラスケアとして使用するものであり、歯ブラシやフロスでは磨きにくい箇所に高圧の水流を噴射することで、食べカスや歯垢を洗い流す機器のことをいいます。

本体の形状は、タンクにつないだコード付きの据え置き型が主流ですが、ここ最近はコードレスタイプの製品も登場しています。

海外メーカーの製品は、50年ほど前からすでに日本で販売されていましたが、ここ数年の間に、パナソニックなど日本の大手メーカーが製造を開始したことにより、一気に認知度が上昇しました。

〇口腔洗浄器でデンタルケアを行うメリット

口腔洗浄器のメリットといえば、なんといっても高いクリーニング効果を得ることができるという点です。

前述の通り、通常の歯磨きだけでは除去するのが難しい食べカス、歯垢を洗い流すため、虫歯や歯周病のリスクも軽減します。

その他、口腔洗浄器のメリットとしては、歯を傷める心配がないということも挙げられます。

歯ブラシなどによるデンタルケアだけで、多くの食べカスや歯垢を除去しようとする場合、数十分など長時間磨き続けなければいけません。

このような習慣を続けることは、歯が削れたり、歯茎を傷めたりすることにつながりますが、口腔洗浄器は数分使用するだけで良いため、歯を傷める可能性は低いです。

〇口腔洗浄器の選び方

口腔洗浄器を選ぶ際は、以下の5つの点から、どれが自身にピッタリなのかを考えて選ぶようにしましょう。

・ハイパワーな据え置き型orコンパクトな携帯型
・水流方式
・タンクの容量(据え置き型の場合)
・水圧調整機能の有無
・ノズルの形状

中でも見落としがちなポイントは、水圧調整機能の有無です。

水圧が強い製品ほど、当然汚れはキレイに落ちますが、子どもも一緒に使用するのであれば低めの方が良いです。

水圧の強弱が自在な無段階調整タイプの口腔洗浄器であれば、大人でも子どもでも快適に使用できます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口腔洗浄器は、歯ブラシやフロスでは磨きにくい箇所に高圧の水流を噴射し、食べカスや歯垢を洗い流す機器

・高いクリーニング効果で虫歯を防ぐ点、歯を傷つけずにデンタルケアできる点が口腔洗浄器のメリット

・製品を選ぶ際はタイプや水流方式、水圧調整機能の有無などをチェックすべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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コーヒーの虫歯予防効果と飲む際の注意点について

虫歯予防の代表格といえばやはり歯磨きですが、日々摂取する食べ物や飲み物を変えることでも、その効果を期待できます。

今回は、コーヒーが持つ虫歯予防効果と、摂取する際の注意点をあわせて解説します。

普段からよくコーヒーを飲むという方は特に、参考にしてください。

〇コーヒーの虫歯予防効果について

コーヒーに含まれる成分として有名なカフェインですが、虫歯予防効果があるのはこちらではなく“ポリフェノール”の方です。

ポリフェノールは、植物由来の抗酸化物質であり、その種類は5,000以上にも上ると言われています。

コーヒーに含まれる代表的なポリフェノールは“クロロゲン酸”というもので、こちらには以下のような作用があります。

・抗菌作用
・抗ウイルス作用
・抗酸化作用

虫歯は口内に虫歯菌が滞在し、増殖することによって発生しますが、コーヒーの摂取によってポリフェノールが作用すれば、長い間虫歯菌がとどまることはありません。

〇砂糖入りのコーヒーはNG

コーヒーのポリフェノールに虫歯予防効果があるのは確かですが、ここでいうコーヒーとは、あくまでブラックコーヒーを指しています。

砂糖入りのコーヒーではありませんので、注意してください。

砂糖が入ったコーヒーにも、当然ポリフェノールは含まれていますが、糖類は虫歯菌を増殖させるものであり、摂取してしまうと虫歯予防効果が打ち消されてしまいます。

むしろ、砂糖が持つ虫歯菌を増殖させる効果が勝り、かえって虫歯ができやすくなってしまうことも考えられます。

歯の健康を考えるのであれば、ほんのわずかでも砂糖が入ったコーヒーは避けるようにしましょう。

〇飲みすぎは口臭の悪化につながる可能性も

たとえブラックコーヒーであっても、摂取のしすぎは口臭の悪化につながる可能性があるため、こちらに関しても注意が必要です。

コーヒーの摂取量が増えると、色素が舌に沈着し、口臭を発生させることがあります。

その他、カフェインには利尿作用があり、頻繁な排尿によって口内の水分が不足することも、口臭につながるおそれがあります。

これらのことを踏まえ、虫歯予防として摂取するコーヒーは、1日にコップ1杯程度にとどめておきましょう。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・コーヒーが虫歯予防につながる理由は、抗菌・抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれるから

・砂糖入りのコーヒーはポリフェノールの抗菌・抗酸化作用を打ち消してしまうためNG

・ブラックコーヒーであっても、摂取のしすぎは口臭につながるため避けた方が良い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

 

当院【歯科医師の声】 

『私は無糖コーヒーが好きで、よく飲むのですが、手軽にポリフェノールを摂取出来て

 虫歯予防に繋がるのは嬉しいですね。

 ですが、砂糖入りの飲み物や食べ物を摂取する際には注意が必要です。

 糖類の摂取により、お口の中の虫歯菌が増殖し、歯の脱灰を促進させることで

 虫歯が進行していきます。

 また飲食の回数が多いほど、脱灰時間も長くなり虫歯になるリスクも高くなります。

 普段のお口の中のケアに加えて、飲食の時間を決めたり、間食を避けることも虫歯予防に繋がるので

 ぜひ意識してみてください!』

 

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